2017.8.26開催『コミュニケーション力向上!!演劇メソッドを使ったコミュニケーションスキルアップセミナー(大阪)』に参加してきました。
8/26(土)に大阪のソフト産業プラザ iMedio(イメディオ)にて開催された「コミュニケーション力向上!!演劇メソッドを使ったコミュニケーションスキルアップセミナー」に行ってきました。
開催された経緯がノリにも近い(そもそもはMさんのFacebook上の一言から始まった)&周知がFacebookイベントページのみだったので、そこまで話題にも上っていませんでした…が。講師が元声優という経歴を持つサービシンクの名村さん。しかも『演劇』と銘打ってるところから完全に間違いがないと判断。自分の仕事の進捗に目処が経った時に思い切って参加表明しました。
参加人数は私を含めて4人。超ゆるゆるで始まりましたが…内容は心から満足できる内容でした。オレンジフェリーに乗って行って本当によかった(涙)。
(ちなみに「まさかフェリーで来る人がいると思わんかった」と言われました(笑))。
では以下、備忘録。
身体を動かすことの方が多くてあまり記録メモできていないため、自分の記憶を探って書いてますので、落としたところ許してください。
(今思えば動画でもとっときゃよかったと後悔)
足から順に頭に向かってストレッチとか立ち方とか魅せ方とか。
- 「どこが延びているかを意識すること。やわらかい筋肉をつけることが大事。別にボディビルダーみたいなムキムキな筋力をつける必要はない」。
- やってることは、傍から見ると非常に地味。でも結構ハード。
- Kさん(男性)の腹筋がすごすぎて、一同びっくりする。
- 『見栄えが良くなる立ち方(胸を開く)』をすると、やったのと全くやっていないのとでは見た目の印象の違いにびっくり(ただ慣れていないと、普段使っていない部分を使うので結構疲れる)。
- 大きな会社の経営者やトップに立つ人は、実際にボイストレーナーがいたり、相手への魅せ方のトレーニングを行っているらしい。まあ、もちろん心理的なものもあるだろうけど、『見せる』という部分についてはやっぱり訓練が必要なんだなと認識。
NLPについて。
- (個人的に)本を読んでいた知識だけなので改めて復習。『NLP』という言葉に惑わされて難しいとおもっていたけど、実は以外に(慣れは必要とはいえ)いろんな場面で活かしやすいと認識。
- 視力をとりもどさせた医師の話と取り戻し方の実践方法と事例の話は衝撃。
- 「脳はだまされる」「記憶改変される」に「やっぱり」と思うとともに、それが理由で名村さんがとっているある行動にさらに衝撃を受ける。
寸劇(一番のメイン)。
事前連絡されていた『チロルの秋』の1シーンを演じてみる。女性は「ステラ」、男性は「アマノ」で。
『チロルの秋』について
岸田国士(くにお)の戯曲。一幕物。1924年(大正13)9月《演劇新潮》に発表。舞台は晩秋のチロル山中のホテルの食堂,止宿人のステラとアマノが,あすはお別れというので夕食後の一刻を語りあって過ごす,その会話から成っている。
(コトバンクより)
※劇の脚本は以下参照
チロルの秋(一幕)|青空文庫
- 私含めた女性3人さんようでみんな演じ方が違う=Kさん(男性)の出し方も違う。
- 同じセリフでも人と演じ方が違えば捉え方も変わってくる。受け方も変わってくる。
- Kさん(女性)がずっと思いっきりシャットアウトしてたのに、最後の最後に軟化して、「カップル化」してたのには面食らった。
- ちなみに、私はと言うと終始「ステラは私の柄じゃない」と思って赤面&掴み方の試行錯誤をしまくって脳内ヒートアップ(をい)。いや、ここがメインなはずなんですけどorz
《質疑応答のおまけ》声の発声と仕組みについて。
- まずは腹筋と背筋を鍛える(どちらか片方でもダメ。ちなみに背筋の方の割合を強めに)。
- しかし、それだけではダメ。声がまっすぐ飛ぶように話さないといけない。単に大声を出すだけでは、自分で大声に聞こえているだけで実際は届いてない。実際、いろんな部位(?)や方法で発声されたを聴き比べて、自分の受け取り方に違いがあるのがあらためてびっくりする。
- 頭蓋骨に響く声は、こっちも頭蓋骨に響くようでちょっと聴いただけでも頭が不安定になる。別に悪いことも何もしてないのに相手から一歩距離を置かれてしまう原因の1つにもなりかねんと思った。
- ほか、歯並びについての裏話も聞かせていただき、当たり前に考えている『声』が実はすごいものだと実感。
- あわせて、声優さんのすごさを改めて認識。
- 「聞かせる声」の練習方法が、理屈はわかるが、傍から見ると病んでるようにしか見えない。
- あとは練習と実践あるのみ。
ざっくりすぎるけどまとめ。
- 身体を動かすセミナーというのは、やっぱり楽しい。特に五感に訴えかけるやり方は単に座ってやるよりも覚えやすい気がする。
- 結局『練習と実践』。普段、無意識に動作できることだからこそ、ひとつひとつ動かしている部分の集中して、自分や相手に対してどのような『影響』を与えているか考えながら調整すべき。
- 健康云々だけじゃなくて、自分の姿を相手に印象良くさせる下地としても、腹筋と背筋はめっちゃ大事。
…とこんな感じです。いやー。こうして書き出してみると濃いなー。
それにしても、改めて名村さんと話をして思ったのですが、名村さんは『努力』で作られてるのがひしひしと伝わる方やなぁと心底思いました。見習わねば。
ちなみにこのセミナー、12月に東京でも行われるようですので、興味を持たれた東京近郊の方はぜひ。
実は、さすがにここに書くのはどうだろうと思って、独断カットした部分がちょいちょいあるのですが、そういったここだけ裏話が聞けるかもしれません(個人的にはそっちの方がおもしろかったです。はい)。